【公開シンポジウム 2010】 2011年3月5日 【Salon#174】
2010 年度は「育成期の指導」を月例会テーマに据え、様々な角度からこの問題を取り上げました。
当初は、育成期を U-18 年代、つまり高校を卒業するまでととらえ、年度末のシンポジウムもその方向で準備を進めていました。しかし予定していた開催日とデンソーカップの日程が重なることがわかり、そこから全日本大学サッカー連盟とのコラボレーションがはじまります。そして育成期を、大学生年代まで含めて捉え直し、“競技力向上”と“幅広い人材育成”について幅広く議論する、今回の企画にたどりつきました。
競技力の側面だけではありません。試験のための勉強しかしない「試験○○」とスポーツしかしない「スポーツ○○」を再生産するだけでは、大学は、学生スポーツは、ダメになります。“文武一道”でバランスの取れた人材を世に輩出することが、スポーツの地位向上につながり、あらゆる分野の「育成期の指導」に求められるのではないでしょうか。
各演者から示唆に富む、すばらしいお話をいただきました。
これからも「育成期の指導」についてはさまざまな場面で語られることでしょう。サロン 2002 でも今後、全日本学連をはじめとする諸組織・機関と連携しながら、この問題に取り組んで参りたいと考えます。
■特別協賛 : 株式会社デンソー
■主 催 : 財団法人日本サッカー協会、全日本大学サッカー連盟、スポーツ文化研究会「サロン 2002」、デンソーカップ実行委員会
■後 援 : 関西サッカー協会、社団法人大阪府サッカー協会、関西クラブユースサッカー連盟、大阪府クラブユースサッカー連盟、日本フットボール学会、筑波大学蹴球部同窓会茗友サッカークラブ
■日 時 : 2011(平成 23)年 3 月 5 日(土)16:00~19:00
■会 場 : 堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター・クラブハウス内大会議室
■概 要
講 演
上田 亮三郎 (全日本大学サッカー連盟顧問)
シンポジウム演 者
松田 保 (びわこ成蹊スポーツ大学)
黒田 和生(ヴィッセル神戸育成副部長)
関塚 隆 (日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/U-22 日本代表監督)
コーディネーター:中塚 義実(サロン 2002 理事長/筑波大学蹴球部同窓会茗友 SC 理事長)
【報告書】https://salon2002.net/src/pdf/symposium/2010_sympo.pdf