【Salon#329】2024年3月29日(金)19:00~21:00
【概要(演者より)】
2024年3月のサロン2002「公開サロン」は、今、東京の各学校で実施されている「犯罪防止教育~犯罪の加害者にも被害者にもならないために」を、スポーツ教育の各現場においても実践していくという取組みを取り上げます。
弁護士会の民事介入暴力対策委員会のメンバーは、特殊詐欺の組長責任訴訟等で特殊詐欺の搾取構造を目の当たりにする中で、特殊詐欺の被害者を減らすために、そして特殊詐欺の片棒を担ぐ行為に立ち入る加害者を減らすために、何ができるかを真摯に検討してきました。そのうちの一つが、「闇バイト」「パパ活」「特殊詐欺」等への入口侵入を食い止めることを題材にした都内小学校・中学校・高等学校・大学・専門学校における出前授業です。
報道例: 〝ヤクザ対策の弁護士〟が高校に出前授業、「特殊詐欺」のこわい実態に教室静まりかえる – 弁護士ドットコム (bengo4.com)
教員や保護者は、みな、口を揃えて「ウチの学校は悪い子はいない」「ウチの子に限って犯罪に巻き込まれるようなことをすることはない」などと言います。しかし、現実では、著名大学の学生ら、およそ犯罪と縁がないのではないかと思われるごくごく普通の子どもたちも、小遣い稼ぎの延長のような甘い考えで受け子に加担し、一発実刑で人生を台無しにし、大事に育ててきた親を悲しませ涙を浮かべています。そしてそのような現状が、世間ではまだまだ自分事として捉えられておらず、被害者(加害者も実質「被害者」と言える人が本当に多い)を増やす温床になっているのです。
子どもたちを将来「犯罪の加害者」にも「犯罪の被害者」にもしないために、特殊詐欺事案で見聞し獲得してきた教訓を、未来ある児童・生徒、保護者、そして教員に対して、我々の生の言葉で直接わかりやすく伝えたい。そんな熱きハートを持った弁護士が、自らの経験を伝えるべく、真剣に授業を実施しています。そして、このような取組みを、東京の学校現場にとどめることなく、今後は、剣道業界の現場を皮切りに、スポーツ教育の各現場でも展開していくことを予定しています。
このような取組みを、サロン2002でスポーツ関係に取り組む関係者の方々、教員、そして多くの子どもたちの「親」であるメンバーにご紹介し、一人でも多くの方々に関心を持ってもらい、未来を担う子どもたちが犯罪の「被害者」のみならず、決して「加害者」にならぬよう、ましてや「反社会的勢力の資金源の一翼を担う」ことになど決してならないよう、意見交換したいと思います。
多くの皆様の参加をお待ち申し上げます。
【日 時】2024年3月29日(金)19:00~21:00 ※終了後は近隣にて懇親会
【会 場】平河町森タワー12階事務所(弁護士法人ほくと総合法律事務所 東京オフィス)およびオンライン
注)オンライン参加も可能です。Zoom情報はPeatixに事前登録された方とサロンファミリーにお知らせします。
【テーマ】「スポーツ教育の現場での犯罪防止教育」―犯罪の加害者にも被害者にもさせないために―
【演 者】関秀忠(弁護士/NPOサロン2002理事)
【報告書】(※準備中)